災害は大きな試練ですが、その中で人や社会が成長する側面もあります
「ピンチはチャンス」という言葉の通り、困難な状況を乗り越えることで得られる「伸びること」に注目してみることも大切です
「起きてしまったときにどうするべきか?」・「次回に備えて」そういった観点も踏まえてお伝えしたいと思います
災害はピンチとともに、人・社会にも大きな成長をもたらしてくれます!
例:趣味の〇〇が役に立ったり、家にあるこんなものが〇〇の代用になったりと様々な学びを得られます
人間は日常より非日常(変化のある時)のほうが大きく成長できます
日常とは異なる環境に身を置くことで、日常とは違いどうしたら今の状況を変えることができるのかを考えるようになります
例えば、電気もガスも使えない時にお湯を沸かしたいけどやかんで沸かすことも電気ケトルも使えない
どうしようと考えますよね💦
考えた結果、押し入れに「カセットコンロがあったこと」を思い出してお湯を沸かすことができました
このように当たり前のことができないと頭を使い考えたり、ネットで調べて対応したりと自身の成長につながることが多くあります
成長の手助けになればと思い今回は僭越ながら書かせていただきました
📌 1. 人としての成長(個人レベル)
✅ ① 危機対応能力が高まる
- 突然のトラブルや困難な状況に冷静に対応できるようになる
- 迅速な判断力や行動力が身につく
危機的状況に陥ると人は正しい判断が難しくなります
こういった話はよく耳にする方も多いと思います
会社ではマニュアルがあっても非常事態ではなかなかその通りに動けないこともあります
ですが、そういった時こそ成長のチャンスです
こういった時に正しい判断で迅速に行動できればどんな時もその人に任せられると信頼を得られるかもしれませんよ!

✅ ② 周囲との協力意識が強まる
- 助け合いの大切さを実感し、協調性が育つ
- コミュニケーション力が向上し、チームワークが強化される
たくさんの人と協力しながら避難生活や被災を乗り越えていきます
地域のコミュニティーやボランティアの方など様々な方とコミュニケーションをとり被災生活を送ります
挨拶に始まり、共同して復興に向けて活動していきます
情報の共有や避難生活での協力などコミュニケーション能力が活かされる場面が多くあります
災害を乗り越える力には「レジリエンス」という言葉もあります
レジリエンスとは、困難を乗り越えて回復する力、しなやかさを意味する英単語です
【レジリエンスのサイクル】
・状況に早く適応する
・元の状態まで回復する
・教訓を元に成長する
・ 次の被害を予防する
このサイクルを繰り返すことで、困難を乗り越える力が養われます
✅ ③ 生活スキルが向上する
- 防災知識が増え、普段の生活にも活かせる
- 料理、DIY、防災グッズの活用法など、実用的なスキルが伸びる
趣味が料理やキャンプの人はそのスキルを活かせるかもしれません
被災時は簡素な食事や限られた食生活が続きます
そんな中、こういったスキルで工夫ができれば大変な被災生活にも
いい影響を与えられそうですね✨
料理はある素材を活かして作る必要があります
限られた食材で調理するには普段から料理をしていないとなかなか難しいと思います💦
被災時には缶詰や非常食と味気ないものもあります
それ調理して味を工夫することで食卓にも華がでますね
被災時においしい食事をとれれば少しストレスや気持ちの切替ができますよ
キャンプが好きな方は、寝袋などを揃えている人も多いと思います
避難生活ではベッドや暖かい毛布は準備していないとありませんよね
寝袋があれば暖を取ることができたりするので便利です!
📌 2. 社会としての成長(コミュニティ・企業・国)
✅ ① 防災意識の向上
- 「災害があってからでは遅い」と気付き、備えが強化される
- 防災訓練や避難計画の見直しが進む
過去を教訓にし、今後の備えにしていくことがとても大切です!
阪神淡路大震災・東日本大震災・令和6年能登半島地震とここ30年でかなり大きな地震が
おきていますね
被災された方々にお見舞い申し上げます
更には近いうちに南海トラフ巨大地震が来る確率が約80%といわれています
2 巨大地震のリスク
国土交通省より引用
今までの災害の経験から備えをしてきた企業や地方公共団体も多くいます
それに加え、令和3年には災害対策基本法等の一部改正など国としても
自然災害に対しての対策を大きく見直しています
こちらが改正時の内閣府の公表内容です⇩
災害対策基本法等の一部を改正する法律(令和3年法律第30号)
内閣府より引用
自然災害は地震だけではないので非常事態に備え
「準備をすること」を心がけて生活できるといいですね

✅ ② 技術やインフラの進化
- 災害に強い建築技術やエネルギーシステムの開発が加速
- 防災アプリやAIによる災害予測技術が進歩
災害に強い家として耐震構造、免震構造、制震構造などがあります
一般住宅では、柱や梁といった構造部分に頑丈な部材を使い、壁を多く配置できる間取りの設計、2階建以上の場合は直下率の確保など、様々な要素によって地震に強い構造を作ります
日本における耐震基準は、1981年6月1日以降に施行された新耐震基準が適用されています
これは、1978年の宮城県沖地震をきっかけに、建築基準法が改正されたものです
2000年にも耐震基準改正は、1995年の阪神・淡路大震災を踏まえ、木造住宅の耐震性を強化したものになります
上記のように災害を経て技術や基準の改正が行われています
近年では防災アプリとしては「Yahoo!防災速報」が有名ですね
https://emg.yahoo.co.jp/
その他にもたくさんありますので確認してみてください!
✅ ③ コミュニティの結束が強まる
- 助け合いが増え、地域のつながりが深まる
- 企業や行政が協力して支援体制を整える
企業としても支援活動に貢献するため努力していますね
賞味期限が近いものを各家庭から集めて、被災地に寄付していますね
こういった活動を「フードドライブ」・「フードバンク」と呼ばれています
【フードドライブ】 - フードドライブでは、食品を受け入れる際に賞味期限の残期間を設定しています
- 寄付する側であれば、事前にフードドライブの企画者に設定された賞味期限の確認をしましょう
- 【フードバンク】
- フードバンクは、食品の支援を必要とする福祉施設などに分配する活動を行っている団体です
- 包装の印字ミスや賞味期限が近いなど、食品の品質には問題ないが、通常の販売が困難な食品・食材を、NPO等が食品メーカーから引き取って、福祉施設等へ無償提供しています
- フードバンクに寄付する場合は、賞味期限が1ヶ月以上ある食品が望ましいです。
大きな企業でいえばファミリーマートさんがフードドライブを行っています
微力ながら私もファミリーマートさんを通じてこういった活動に貢献したいと思います

📌 3. 未来への学びと備え
- 「次に備えよう」という意識が高まる(防災対策を見直す機会になる)
- 災害の経験が伝承される(過去の教訓を次世代に伝える)
- 「当たり前の日常」のありがたさに気づく(小さな幸せを大切にする)
この3点で特に私が感じているのは「当たり前の日常」のありがたさです!!
温かい食事・電気を使った家電に暖房・水道水と当たり前のように日々利用していますが
非常時には使えなくなり、改めて感じる当たり前のありがたさがあります
私自身、令和元年台風15号の被災時に電気・水道・ガスが使えなくなり苦労しました
当時は9月だったため、熱さがまだ続いていましたが電気が使えないので冷房は使えませんでした
更に冷蔵庫も使えないので冷たい飲み物もあまり飲めない状況でした
もちろんガスも止まっていたので冷たいシャワーを浴び、ドライヤーも使えないのでタオルで髪をふき自然乾燥するまで寝れませんでしたね💦
こういった日々の当たり前を実感したいい機会でした
被災時には日常の当たり前が困難になります!
それに備えておくことが大切です
✨ まとめ:困難の中で成長する
災害はつらいものですが、その中で人も社会も「伸びる」部分があります
「もしも」に備えながらも、前向きに成長していく姿勢を大切にしたいですね
💡 「備えること」も、「成長すること」のひとつ!
今できることを始めてみましょう! 😊
企業の防災対策は、従業員の命を守るだけでなく、事業の存続 にも大きく関わります
「もしも」の時に備え、今すぐ準備を始めてみましょう!
🚨 ⚠ 注意
「この記事の内容は、あくまで参考にしてください。実際の災害時には、状況に応じて柔軟に対応してください。また、最新の防災情報を定期的にチェックし、必要に応じて備えを見直すことが大切です」
「自分の命を家族の命を守れるのは自分自身です」
💡 「備えあれば憂いなし!」
「災害はいつ起こるかわからないからこそ、今すぐ準備を始めましょう!」
✅ この記事が役に立ったら、家族や友人とシェアして防災意識を広めていただけたら嬉しいです!

今回のタコ知識
今回もタコの豆知識を紹介します
タコの繁殖は一生に1度だけで、切ないことに繁殖後に死んでしまう生き物です
複数のオスが一匹のメスに求愛することも多く、その時は激しい戦いが繰り広げられます
相思相愛のタコだけが抱き合い、一生に一度の交接(繁殖行動)ができます
交接の時間はとても長く、この一大イベントは数時間にもおよびます
ではまた次回の記事で
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