山火事はなぜ起きる⁉そこには隠された要因が・・・

山火事の増加:なぜこれほど多発するのか?

山火事(森林火災)は、近年、世界的に増加しています。
その背景には、気候変動人為的要因土地利用の変化が絡み合っています。

温暖化による気候変動は、私たちの想像を超えて被害をもたらしてきています。
今までの私たちの生活では、「日本でそんなこと起こらない」と実感がわかないどこか遠い外国の話のように思っていたことも起こる可能性があるそういった状況に変わってきています。

その一例が自然発火などによる山火事です!
2025年2・3月には日本国内でも大規模な山火事が起き、連日ニュースで報道されていました。

山火事・山林火災の発生に大きく関わる要因には人的要因・自然的要因があります。
皆さんも想像できるのは人的要因だと思います。

人的要因には
タバコのポイ捨て・野焼き・焚火などからとほとんどが火の不始末が原因となっています!

自然的要因には
乾燥と高温による発火・自然発火・落雷による発火などがあります!

それにこの乾燥・高温は地球温暖化が原因としてあげられますね。
更に冬は空気が乾燥し、火事が起きやすい条件が整っています。
日本の三大火災は、江戸時代に発生した「明暦の大火」「目黒行人坂の大火」「丙寅(ひのえとら)の大火」ですね。
いずれも空気が乾燥する冬の時期に発生し、風も強いため延焼が拡大していたそうです。

私も以前住んでいた近くで大きく火が上がって一時的に避難をしたことがあります。
まだ小学生だったため、避難時に何も持って行っておらずおやつでも持って行けばよかったのかなどと今更ですが思いますね(笑)
その時は日中に山の入り口から近い道の奥の空き地で友達とキャッチボールをしていました。
焦げ臭いことに気づき、友達と近くを探してみました。
すると焚火をしていたような跡があり、少し離れた枯草に火の粉が飛んだのか燃え広がっており枯草火災になっていました。

早い段階で気づき近くの住民の方が黒い煙に気づいて消防に通報したことで被害も大きく出なかったようです。

やはり火の後始末は完全に消火できていることを確認することが大切だと改めて感じる出来事でした!


山火事が増える主な原因

  1. 気候変動による気温上昇
    • 地球温暖化により、気温が上昇し乾燥した環境が広がっています。
    • 特に降水量が減る地域では、森林や草地が乾燥しやすく、火災が発生しやすくなっています。

      2025年2・3月は降水量がかなり少なかったように感じますね。
      冬は空気が乾燥しているので枯葉がパリパリになっていますよね。
      つまり燃えやすくなっているということです。
  2. 人為的な影響
    • たばこのポイ捨てや火の不始末による火災が多数発生。
    • 農業開発や森林伐採など、人間活動が火災リスクを増加させています。

      人的要因は最初にも少し紹介させてもらいましたので細かくは書きませんが
      基本的に山火事は人為的なものが多いですね

      4.出火原因 | 令和2年版 消防白書
      総務省消防庁より
  3. 自然要因
    • 落雷や強風、さらには乾燥した雷雨など自然現象も火災の原因となります。
    • 山岳地帯では一度火がつくと消火が難しい環境が多い。


      山岳地帯での火災では水源の確保が難しいことが多く、人の手による消火はなかなか難しいですね。
      雨などで自然消火を期待しつつ燃え広がらないようにすることも大切ですね。

山火事対策

  • 予防対策
    • 森林管理を徹底し、枯れ葉や枯れ木の除去を行う。
    • 地域住民への教育や啓発活動を強化。

      山に人が入る機会も少なく、また管理団体も人員不足から予防対策にも限界がありますよね。
      山道などを走るとよくタバコのポイ捨て禁止の看板や標識を見ることがあります。
      人がいないから捨ててもばれないからではなく、しっかりと自身で出したごみは正しく後処理までするようにしないとこういった被害も出ると認識することが大切ですね。
  • 早期発見と消火
    • ドローンや衛星画像を活用して早期発見を目指す。
    • 消火システムの整備と迅速な対応体制の構築。

      早期に発見し、小さな火種の時点で発見できれば被害も大きくならず消火できますよね。
      そのシステムは大きな課題であり、今後に期待をしたいですね。
      各自治体の協力による人員確保は、2025年に起きた山火事でも話題になっていました。
  • 気候変動への対応
    • CO2削減や再生可能エネルギー利用を推進し、温暖化を抑制。

あとがき


2025年2・3月に起きた山火事では完全に消火できるまでに1週間以上かかっていたりしました。
その大きな原因は水源の確保が大きいと感じました。
貯水池の少ない地域での発生や発見までが遅れてしまうなど問題は地域によって様々です。

山火事が起きた際に気を付けなければいけないことがあります!
それは山から風に乗って飛んでくる火の粉です。
私は、風で消えてしまうんじゃないかと思っていましたがそうではないようです。
山から500メートル離れた場所に火の粉が飛んできて、燃えてしまうこともあるそうです。
条件にはよりますが1km離れても飛んでくるケースがあるそうです。

対策としては、屋根に水をかけたり・燃えそうなものは安全な場所に動かすことで被害が抑えられるそうです。
離れているからと安心せずに対策をする必要がありますね。

また、人間だけでなく動物の住処や資源もなくなってしまいます。
自然発生はなかなか防げませんが、人的要因は極力なくせるはずです。
火の後始末は最後までこれだけは皆さんにお伝えできたらと思います。


⚠ 注意
「この記事の内容は、あくまで参考にしてください。実際の災害時には、状況に応じて柔軟に対応してください。また、最新の防災情報を定期的にチェックし、必要に応じて備えを見直すことが大切です」
「自分の命を家族の命を守れるのは自分自身です」

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