今後発生しそうな人為的災害と対策方法
人為的災害(ヒューマンエラーや人的要因によって引き起こされる災害)は、技術の進歩や社会の変化によって新たなリスクが生まれる可能性があります
今回は今後発生しそうな人為的災害とその対策を紹介します
今までは人為的災害は、近年のIT技術の発達によりネットショッピングや電子マネーの普及など私たちの生活にも大きく影響しています
それとともにリスクを考えることが重要です!
どういったシステム・制度にも穴があり、そこを狙われ様々な被害が起こります
今までに起きてきた事例を元に対策を講じることができたものもありますが、
想像だにしないものもありますね
企業、個人としてもできるだけの対策をしないといけない時代だからこそ今回は当たり前の対策から紹介できたらと思います
1. サイバー攻撃によるインフラ障害
発生しそうなシナリオ
- 重要インフラ(電力・水道・交通・金融機関)がハッキングされ、システム障害が発生
- 病院や行政機関へのランサムウェア攻撃により、業務停止
- スマートシティやIoTデバイスの脆弱性を突いた攻撃
重要インフラが止まると生活・企業活動に大きな影響が出ます
電気・水道が止まってしまったら、
電気が止まれば家電・パソコンなどが
水道が止まるとトイレ・お風呂などが使えなくなります!!
また、電気が止まると交通機関にも影響が出ます
それは信号です
信号が止まっていた際は一時停止の徹底と安全の確認を怠らないようにしましょう‼
どれも生活インフラとしてかかせないものですよね
ランサムウェアとはパソコンやスマートフォンなどの端末に保存されているデータを暗号化して使用できなくし、そのデータを復号する対価(金銭や暗号資産)を要求する不正プログラムのことです
攻撃手法には、ファイルやデータを暗号化して参照不可にするパターンや、端末自体をロックして利用を制限するパターンなどもあります
対策としては
・ウイルス対策ソフトの導入
・従業員のITリテラシーの向上(不審なメールやリンクを開かない)
・金銭の支払いに応じず、専門機関・業者に相談すること
などがあげられます
技術の進化とともにその穴を狙った犯罪が増えます!
実際に私の以前の同僚はこういったメールで
メールを開きリンクに接続したところパソコンにウイルスが感染してしまいました
その結果メールソフトの画面から動かすことができなくなったそうです
更にメールには「ウイルスに感染しました。このままでは情報が漏洩します。こちらで直せますので」という連絡先が載っており、
そこに電話して修理を依頼してみたら高額の請求をされたという話を聞きました
その対策・リスクも考えることが重要です
では対策方法の一例がこちらです⇩
対策方法
✅ 二重・三重のセキュリティ対策
- 定期的なシステム更新・パッチ適用・対策ソフトの活用
- 二要素認証(2FA)の導入
- 重要データのオフラインバックアップ
データのバックアップはしている企業も多いと思います
重要なデータ・個人情報を企業として安全に管理する必要がありますよね
ペーパーレス化の影響でデータとして管理する企業も多いと思います
そこでエクセルなどに管理している企業もいるかもしれません
しかし、専用のソフトなどでクラウド上に管理することをおすすめします
クラウドサービスもネットが使えない状況では使えないのでそういった対策も必要です
他には対策ソフトとして一例ですが、メールに添付されたデータを自動解析し無害化したうえで受信できるソフトがあるそうです
こういった対策ソフトも技術の進化でいい方向に利用していますね
費用はかかるので必要に応じて対策を講じることが重要です!!
✅ 個人レベルでの対策
- 怪しいメールの添付ファイルは開かない
- SNSに個人情報を載せない
- クラウドストレージの設定を適切にする
費用のかかるものが多く企業以上に考えて対策する必要がありますね
自分の情報を自分で守る意識を持つことで選択肢が変わると思います
怪しいリンクや怪しいデータには触らない、個人としてセキュリティ・サイバー攻撃などの重要性・危険性について学ぶ必要がありますね
企業側も人材育成の計画に組み込んでみてはいかがでしょうか

2. AIや自動運転技術の誤作動
発生しそうなシナリオ
- 自動運転車のAIが誤認識し、重大事故を引き起こす
- 物流倉庫や工場の自動システムが暴走し、労働災害が発生
- AIによる誤った判断で、緊急医療システムが機能不全に
自動運転にはレベルがあることを皆さんはご存じですか?
レベル1:運転支援(自動ブレーキ・前の車について走る・車線からはみ出さないように走る)
レベル2:特定条件下で自動運転(レベル1の機能の組み合わせ、車線からはみ出さずに前の車につ いて走る
高機能化(高速道路での走行・速度の遅い車を追い越す)
レベル3:基本システムで自動運転をするがシステムの要求を運転者が対応する必要がある
レベル4:特定条件下における完全自動運転
レベル5:完全自動運転
こういった基準があるそうです
自動運転のレベル分けについて
⇧国土交通省からの引用
人間の思考とAIの考えに誤差があり、事故につながるケースが多いそうです
また、誤認識で障害物がないなどから急加速をしてしまうことで発生する事故も多いようです
私個人の考えとしては、危険な運転のサポートはいいかもしれませんが完全に任せることは
難しいと思います
完全に自動運転に任せた結果、
「誤作動などで起きる事故の責任はどうするのか?」
「人間のように臨機応変な対応ができるのか?」
こういった問題が全て解決できない限り難しいのではないでしょうか
更には精密機械で動かすため、維持費用が多額になってしまう懸念もありますね💦
人間とAIがうまく共存したものが実現されることを願ってしまいますね
この課題が解決されることで大きく発展する産業も多くありますよね
対策方法
✅ AIのダブルチェック体制
- 人間が最終確認できるシステム設計
- 定期的なAIのバグチェック・アップデート
最終的にチェック、それにAIの定期点検も人間の力が必要です
もし、人間のチェック・点検が必要なくなることがあると本当にどこに責任があるかわからなくなりますね
バグの発生は開発時につきものの為、新たな機能を加えてみたら他にバグが生じるなどは開発側では日常茶飯事だそうです💦
また定期的なアップデートも機能追加はもちろんのことセキュリティ強化も含まれていることが多いです
ウイルスなどの対策も含めてアップデートは行うようにしていきましょう
ただし、アップデートで今までの機能に不具合が生じたら前のバージョンに戻したりするなど提供元の情報を確認して対応してみましょう!!
✅ 緊急停止システムの整備
- 自動運転車の手動モード切り替え機能
- AIロボットの緊急停止スイッチの設置
自動運転の機能から手動に切り替えることはとても大切な機能ですよね!
この逆に手動から自動への切替時もとても重要です
特に今までの自動運転では、切替直後の誤認識も事故原因としてあるそうです
こういった事態に備え、運転者から緊急停止システムが必要なのかもしれません!
AIでも同じですね
AIが誤作動を起こした際にシステムを緊急停止することができないと被害拡大を止められなくなることもあると思います
AIを使って犯罪に巻き込まれてしまうことも多いので整備が今後必須なように感じます
3. 化学物質や有害廃棄物の流出
発生しそうなシナリオ
- 工場や化学プラントの老朽化により、有害物質が漏れ出す
- 廃棄物の不適切処理による土壌・水質汚染
- 薬品・化学物質の誤った管理による爆発・火災
皆さんは工場内の見学に行ったことがありますか?
行ったことがある方は取扱い注意標識を見たことがあるかもしれません
誤った扱いをすれば大きな労働災害を引き起こす可能性があるため、
法律で標識などの設置義務が定められていたりします
そのほかにもわかりやすいものではトラックについている「危」「高圧ガス」「毒」なども
有害なものであったりを輸送しているのでつける義務があります!
皆さんも車で移動する際にガソリンを入れますよね
この「ガソリン」を運ぶ際に「危」をつける必要があります
上記のように有害物質や危険物などを扱う作業では、標識を付けています
危険なものを扱っているという認識をしながら作業することが1番大事ですね!!
周囲に被害がでることもありますが、従業員も危険が隣り合わせな現場で作業をしていることを認識し環境汚染や労働災害に発展しないよう細心の注意を払う必要があります!!
対策方法
✅ 企業の環境リスク管理の強化
- 有害物質の適正管理と監視体制の強化
- 従業員への取扱指導
- 緊急時の避難計画・訓練の実施
企業としても適正な管理はもちろんですが、起きてしまったときの対処法も学んでおくことが重要ですね
従業員への定期的指導、取扱方法はルールを決めて学ぶよう年間スケジュールなどに組込む必要がありそうです
リスクが大きいですが、こういった危険物などを取り扱ってくださる方がいることで日々の生活を豊かに暮らせるようになっていると感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね
✅ 個人レベルでの対策
- 近隣の工場・施設の危険性を把握する
- 避難ルートを確認する
工場地帯に現在は住宅を建てることができないよう宅建業法に定められています
少し離れた地帯に住まわれている方もいると思います
そういった方は避難経路を確認しておく必要がありますね
他の災害の影響で工場などに被害がでて、二次災害として危険物の漏出などもあります
事前に調べられること備えられることをしておきましょう!

4. 交通・鉄道の大規模事故
発生しそうなシナリオ
- 老朽化したインフラ(橋・トンネル・線路・道路)の崩壊
- 運転手の過労やヒューマンエラーによる重大事故
- ドローンや自動運転車との衝突事故
1960~70年代などからインフラの整備がかなり進みました
こういった設備の多くが耐用年数が長くて50年となっています
つまり2020年代には多くが耐用年数を過ぎている状態になりますね!
しかし、現状この対策に再建・修復などを行いたくても対応が追い付いていない現状があります
原因として大きな問題は人材不足ですね
業者の高齢化による引退、民間企業との連携不足により人材の確保が追い付いていない状態です
この問題は、私たちの生活に大きく影響するので早急に改善していく必要がありますよね
いつも通る道が突然陥没したら困りますよね
このような問題に影響している人材不足をどう改善していくのかは政策の課題です
対策方法
✅ インフラの定期点検と更新
- 老朽化した道路・鉄道の修繕計画を早める
- AIを活用した点検システムの導入
先ほども紹介しましたが、早急に取り組むべきですが
まずは人材不足を改善する必要がありますね
点検作業には目視や現場で確認が必要でない場合はAIをうまく活用していくことも大切ですね
こういった作業をAIなどに任せることで現場作業者の負担を減らし、
作業効率を上げることも選択肢のひとつですね
✅ ヒューマンエラー対策
- 運転手の労働環境の改善(長時間労働の是正)
- 自動運転技術の安全性向上と法整備
長時間労働この問題は日本のどの産業にしても改善が必要ですよね!
こういった点ではAIの活用による作業の効率化が必要不可欠です
しかし、先ほども上げたようにまだ技術面で完全な自動運転の実現には課題があるようです
自動運転のテスト運用で対物事故が起きていたり、法の整備など課題が多く難しいところがありますね
実現できれば我々の生活も大きく変わりますね✨
5. 気候変動による異常気象と災害
発生しそうなシナリオ
- 酷暑による熱中症患者の急増
- 気候変動が原因の洪水・山火事・干ばつの頻発
- 食糧不足や生態系の崩壊
熱中症は2000年頃から「熱射病」「日射病」などをまとめて呼ばれるようになった用語ですね
それに近年の暑さは異常事態です
日傘をして登校する小学生をみて驚きました
日本人の平均体温を皆さん知っていますか?
日本人の脇下での平均体温が36~37度代と言われています
私としては37度代は熱があるように思いますね💦
これには少し驚きました!
それはさておき、
ここ数年で熱中症対策グッズはかなり多い種類が販売されていますね
日傘・クールネックリング・クールファンベストなど企業としては対策グッズを考えるビジネスチャンスでもあります
気候災害は皆さんも知っての通りここ数年頻発していますね
大雨・大雪・洪水・山火事など様々です
やはり対策の必要性を感じさせられますね!!
対策方法
✅ 都市レベルの対策
- グリーンインフラ(緑地・水辺の整備)による気温上昇の抑制
- 気候変動に対応した農業技術(耐乾燥・耐水性のある作物)の開発
- 災害影響の少ない地域での農業
農作物への影響も気候災害により収穫量の減少や色味の変化など様々です
作物によっては、収穫できるようになるまで数年かかることもありますね
しかし、将来性を見据えて栽培する地域を変えることも対策の1つです
環境に適応した品種改良や栽培技術の進歩などまだまだ課題の多い問題ですね
他にも地熱エネルギーの再利用など環境にいい循環を促すことが重要ですね!
✅ 個人レベルでの対策
- 省エネ・再生可能エネルギーの活用(LED、太陽光パネルなど)
- 熱中症対策として、エアコンや冷却グッズの準備
東京都では2025年4月から新築住宅を建てる際に太陽光パネルの設置が義務化されることで大きな話題になりました
ですが、資源の循環として太陽光パネルもいい選択肢ですね
資源を大切にすることは個人としてもできる環境対策です
再利用だけでなく今あるものも大切にしましょう!
例えばですが、農家の方からしたら「米の1粒」・「色味が悪い作物」でも大切にしたりします
ちょっと色が悪いから捨ててしまうことを経験したりすると思います
しかし、これからは少し意識を変えてみることも大切かもしれません!

まとめ
今後の人為的災害は、テクノロジーの進化や環境問題と深く関わっています。
✅ 公的機関や専門家の情報を活用 し、
✅ 個人でも備えを進める ことが、被害を減らすカギになります!
⚠ 注意
「この記事の内容は、あくまで参考にしてください。実際の災害時には、状況に応じて柔軟に対応してください。また、最新の防災情報を定期的にチェックし、必要に応じて備えを見直すことが大切です」
「自分の命を家族の命を守れるのは自分自身です」
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